マンションの理事会
- 部署
- システム事業部
- 氏名
- 山口 哲也
私は防犯カメラの導入を検討されているマンションの理事会に参加させて頂くことが多いのですが、防犯カメラを設置することに必ずしも居住者全員が賛成しているわけではないことを毎回感じています。反対の理由は大半が費用面、そして防犯に対する価値観の違いによるものです。一度トラブルや事故が起きたマンションは危機意識が高いので検討から導入まで短期間で決定しますが、逆に平穏無事な日々を過ごしているマンションでは「必要性を感じない」「やられるときは何をやってもやられる」さらには「プライベートを監視されているようで嫌だ」などの意見が出る時があります。こういった意見を否定するわけではありませんが、居住者全体の防犯意識向上の妨げになっていることは間違いありません。防犯意識の低下は被害に遭う可能性を高めます。例をあげるとエントランスがオートロックのため安心してしまい、部屋の鍵をかけわすれ泥棒の被害に遭うケースが数多く有ります。防犯カメラも設置したから万全という訳ではなく、高い防犯意識があってこそ犯罪者を寄せつけない抑止効果が十分に発揮されるのです。
2013年06月03日